世界保健機関(WHO)は18日、玩具や壁の塗料などに含まれる鉛の中毒で発展途上国の子どもを中心に毎年推定約14万3千人が死亡しているとの報告書を発表、鉛を含む塗料の生産や使用の規制強化を各国に促した。
鉛は自動車のバッテリーや放射線吸収剤などさまざまな用途で使われているが、大量に摂取すると脳や中枢神経に有害とされ、死に至ることもある。報告書は、鉛中毒で知能障害になる子どもが毎年世界で約60万人に上るとの推計も示した。
子どもが中毒に陥る主な原因は、玩具や自宅の壁などに使われる塗料で、中毒になる子どもの99%は規制が遅れている低・中所得国に集中。WHOによると中毒の多くは東南アジアにみられる。国連環境計画(UNEP)も「発展途上国の多くでは今でも高濃度の鉛を含む塗料が広く使われている」と指摘、鉛入りの塗料の規制を急ぐよう求めている。(山陽)
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