Monday, October 21, 2013

米国で子の遺伝予測に特許「デザイナーベビー」と批判


両親の唾液などに含まれるわずかな遺伝子情報を解析し、生まれてくる子どもの目の色や背の高さ、がんなどの病気になるリスクを予測する手法の特許が19日までに米国で認められた。  生命倫理の専門家は、予測を利用して提供者などから精子や卵子を選ぶと、望ましい特徴を持つ子どもを生む「デザイナーベビー」につながりかねないと批判。特許を持つ米カリフォルニア州の遺伝子検査会社「23アンドミー」は「遺伝子と健康に関する理解を高めるのが狙い。子どもを選別する生殖医療に応用するつもりはない」と説明している。  特許は2009年に同社が米特許商標庁に申請し、今年9月24日付で認められた。同社は唾液に含まれる遺伝子配列のわずかな違いを分析して病気のリスクなど240項目を予測する事業を実施。依頼者が自分とパートナー候補者の唾液サンプルを同社に送ると、生まれる子どもの目の色や運動能力に関わる筋肉のタイプ、乳がんや大腸がんの発症リスクなどを確率的に予測する。  特許についてベルギー・ゲント大の生命倫理の専門家は、今月3日付の英科学誌ネイチャー電子版で「受精卵診断は定着しつつあるが、子どもの遺伝的特徴を選別することは倫理的な問題が大きい」と批判。予測の信頼性や特許審査プロセスにも疑問を示した。  23アンドミーは特許取得後、当初は産婦人科クリニックなどで望ましい精子や卵子を選ぶ可能性も視野に入れていたことを認めた上で「当時とは状況が大きく変わった。現在の遺伝子予測を越えた事業に乗り出すつもりはない」との声明を発表している。(山陽)

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