内閣府が19日付で発表した「臓器移植に関する世論調査」によると、脳死になった家族が臓器提供の意思表示をしていなかった場合、提供を承諾しないとした人は49・5%で、承諾するとした人の38・6%を上回った。一方で、書面で意向が示されていれば意思を尊重するとした人は87・0%と高かった。
2010年に改正臓器移植法が施行され、本人が拒否していなければ、家族の承諾で臓器提供が可能になった。しかし、提供につながるかどうかは、本人の意思表示が鍵であることを示す結果となった。厚生労働省の担当者は「提供する、しないに関わらず、意思表示はしてもらいたい」と話している。
意思表示カードや保険証、免許証の記入欄などに、臓器提供に関する意思表示をしている人は12・6%と少ない。
法改正の認知度を尋ねると、家族承諾で提供が可能になったことを「知っていた」と答えたのは66・9%、15歳未満の子どもも提供できるようになったことも70・2%と高かった。
ただ、臓器移植に「関心がある」と答えた人は57・8%で、08年の60・2%から減少。家族と移植の話をしたことがある人は36・5%と少数派だった。
回答者自身が脳死と判定された場合、臓器提供をしたいとした人は43・1%で、08年の43・5%とほぼ同じだった。
調査は8月、全国の成人3千人に面接で行い、1855人が回答した。概要は21日、内閣府の「世論調査」のサイトに掲載される。(山陽)
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