サウジアラビア保健省は11日、「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」の感染が疑われるラクダが見つかったと発表した。感染者との関連が裏付けられれば世界で初めての事例で、保健省は感染源解明への手掛かりになると期待している。国営サウジ通信が報じた。
保健省によると、西部ジッダ州の43歳の感染者が所有するラクダのうち1頭から、初期検査で陽性反応が出た。ウイルスを分離し、遺伝子構造が感染者と一致するか調べるとしている。
MERSは新型肺炎(SARS)を引き起こすウイルスと同じ仲間で、サウジを中心に中東に広がった。世界保健機関(WHO)の11日時点の発表によると、世界で153人が感染し、64人の死亡が確認された。このうちサウジでは53人が死亡した。
MERSはコウモリ由来のウイルスに似ていることが判明したが、感染源は不明で、ワクチンもない。オランダなどの研究チームが8月、ラクダ感染源説を発表したが、国連食糧農業機関(FAO)はラクダなどの動物を感染源と結論付けるのは時期尚早としていた。(山陽)
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