厚生労働省は29日、中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)の総会を開き、虐待の被害を受けた子どもを治療する医療機関に、2014年度の改定で診療報酬を増額する方針を示した。
児童精神科病院など医療機関が児童相談所と連携することで、増加する児童虐待の早期発見や、児童の精神的ケアに素早くつなげる狙いがある。
厚労省は、子どもの精神医療に携わった経験がある精神保健指定医を配置し、児童相談所との連絡態勢を築くなど要件を満たせば、報酬を加算したい考えだ。
全国の児童相談所が把握した虐待件数は、09年度の4万4211件から12年度は6万6701件と1・5倍に増加。虐待で死亡する子どもは年100人前後に上る。児童精神科病院では新規入院患者の18%が虐待を受けていたという。
ただ児童相談所へのアンケートでは、近隣に外来で利用できる児童精神科が「ない」と回答したのは43%。入院できる児童精神科が「ない」との答えも65%に達しており、医療機関との連携態勢整備が課題となっていた。(山陽)
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