広島市の市立中学校10校の生徒と教職員計300人以上が下痢や嘔吐の症状を訴えた問題で、市は25日、患者の便からノロウイルスを検出したと発表した。共通に口にしたのは同市内の施設で調理された給食の弁当だけであるため、市はこの施設を原因とする集団食中毒と断定し、施設を運営する「日米クック」(大阪市北区)に営業禁止を命じた。
営業禁止になったのは広島市安芸区の「日米クック広島東部センター」。症状を訴えた生徒303人のうち274人、教職員の21人全てがこのセンターで調理した弁当の給食を申し込んでいた。
保健所によると、これまでに18検体中、生徒14検体、教職員3検体からウイルスが検出された。
原因とみられるのは、あなごめしやしょうゆごはん、たことわかめの酢の物などが入った22日の弁当。食材を加熱した後、おかずをあえたり、詰め合わせしたりする段階での汚染が考えられるという。25日時点でセンターの従業員に体調不良を訴えた人はいないが、保健所は34検体の便を検査する方針。
日米クックの奥村宏隆常務は「衛生管理を十分やっていたつもりだが、従業員にウイルスを持つ者がいたと思われる。生徒や保護者に大変ご迷惑をかけた。おわび申し上げます」と謝罪した。
広島市教育委員会によると、新たに生徒4人が腹痛などの症状を訴えた。各学校が欠席した生徒に体調などを聞き取りした結果、症状悪化などの報告はなく、生徒らは全員回復に向かっている。
記者会見した市教委健康教育課の長谷冨美課長は「重く受け止めており、生徒の一日も早い回復を祈っている。衛生管理し再発防止に努めたい」と話した。(山陽)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home