Friday, April 18, 2014

投与後死亡、5カ月で21人 統合失調症治療薬


厚生労働省は17日、統合失調症の治療薬「ゼプリオン」について、販売開始の昨年11月から今年4月16日までの5カ月間で、投与後に21人が死亡したと発表した。薬との因果関係は不明だが、短期間での死亡例が相次いでいるため、販売元のヤンセンファーマに添付文書の使用上の注意を改訂するよう指示した。  同社は複数の抗精神病薬の併用が必要な不安定な患者には使用しないよう文書を改訂、医師向けの注意喚起文書を配布した。  厚労省安全対策課によると、投与後少なくとも4カ月は体内に成分が残る薬剤で、患者の筋肉に注射して使う。死亡した21人は、肺塞栓や心筋梗塞、肺炎など、死因が判明している症例もあるが、死因が不明な患者もあった。公表されている中では、使用開始から死亡までの期間は3~107日。ゼプリオンの投与前に、別の抗精神病薬を服用していた患者もいた。  ゼプリオンは医師の処方が必要な薬で、発売以来、推計で1万900人が使用している。(山陽)

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