タミフルで突然死増加?
医師ら国内死亡例を分析
2009年に流行した新型インフルエンザ(当時)で死亡した国内約200人の分析から、治療薬タミフルの使用で容体が急変して死亡するリスクが高まったとする研究結果を、薬の安全性を調べているNPO法人「医薬ビジランスセンター」(大阪市)理事長の浜六郎医師らがまとめ、21日発表した。
浜医師らは、09年8月~10年3月に当時の新型インフルエンザで死亡したとして厚生労働省が公表している約200人の経過を分析。タミフルを処方された112人のうち、処方後12時間以内に呼吸困難になった人が37人いた。一方、治療薬を処方されなかった25人で12時間以内に呼吸困難になったのは1人だった。
これらの結果から、タミフルを処方された人の場合、容体が急変して死亡する危険性が、治療薬なしの場合と比べて、約3・8倍高いと推定されるとしている。
タミフルと突然死の因果関係について、厚労省は臨床試験などから「肯定する根拠は示されていない」との立場。ただ07年2月に中学生2人が服用後に自宅マンションから転落死するなどの異常行動が報告されたため、同年3月から10代への投与を原則禁じている。(山陽) Tweet

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