宮城・丸森町が独自健康調査へ
福島隣接、18歳以下2千人
宮城県丸森町 宮城県丸森町の保科郷雄町長は20日、18歳以下の町民約2千人を対象に、町独自の健康調査を来年から実施することを明らかにした。町は福島県に隣接しており、原発事故で拡散した放射性物質が健康に与える影響を継続的に調べるのが狙い。同日の町議会で説明した。
町長によると、甲状腺検査のほか、尿や血液を調べることも検討している。初回時の費用は少なくとも約1億3千万円と試算しており、国や東京電力に請求する方針。
丸森町は福島県に突き出るような形で位置しており、町内の空間放射線量は震災後、最大で毎時約1マイクロシーベルトを測定した。保科町長は取材に「福島県ではない、との理由で国などに働き掛けても十分な対応をしてもらえない。検査機器や人員の不足も深刻だ」と訴えた。
町の健康調査をめぐり、宮城県は今月4日、丸森町2地区の小学生以下約80人を対象に、県内で初めて甲状腺検査をした。町民からは「県の対応では全く足りない。不安解消のためにも健康調査の範囲を広げてほしい」との声が上がっていた。
町は今後、新生児の母親ら約100人の母乳検査も実施する。(山陽) Tweet

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