Thursday, February 16, 2012

放射線審、食品の新基準値案了承

4月から適用へ
 食品に含まれる放射性セシウムについての厚生労働省の新基準値案について、文部科学省の放射線審議会は16日、会合を開き「差し支えない」と了承する答申をまとめた。厚労省は4月から新基準値を適用する予定。
 一方で新基準値案は国産食品の大半が汚染されているとの仮定で算出し現行の暫定基準値よりも大幅に厳しくなっているとして、答申には「実際に比べて大きい汚染割合を仮定している」と意見も付けた。
 さらに基準値をわずかに上回る食品を食べても健康への影響はほとんど変わらないとも指摘し、福島県産の農産物などの流通に影響する可能性もあり、地元の生産者らの意見を最大限尊重して運用するべきだとの意見も付けた。
 新基準値は、コメや肉などほとんどの食品が含まれる「一般食品」は1キログラム当たり100ベクレル、「牛乳」と粉ミルクなど「乳児用食品」は同50ベクレル、ミネラルウオーターなど「飲料水」は同10ベクレルとしており、暫定基準値の4分の1から20分の1。
 食品による内部被ばく限度が年1ミリシーベルトとなるよう設定されたが、より厳しくすべきだという市民団体の意見が多くあり、答申内容との隔たりが際立った。
 厚労省は昨年12月、同省の薬事・食品衛生審議会での議論を経て新基準値案をまとめ、放射線審議会に諮問していた。(山陽)

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