震災後の高齢死亡29%増
福島、茨城、千葉3県
福島、茨城、千葉の3県で在宅医療・介護を受け、東日本大震災のあった2011年3月以降の4カ月間に死亡した高齢者は2217人で、前年同期より29%、494人増えたことが15日、茨城県保険医協会の調査で分かった。
このうち122人は、持病の悪化や新たな病気の発症で亡くなった「震災関連死」と疑われるケース。同協会は、増加自体も震災が影響したとみている。
高齢者の医療や介護を管理する「居宅介護支援事業所」計2751カ所に、利用者の死亡や持病悪化に関する質問票を送って調査し、735カ所が回答した。東京電力福島第1原発事故の警戒区域は対象に加えておらず、岩手、宮城両県は復旧が進んでいない地域が多いため調査を見送った。
その結果、死亡例は10年3~6月に比べ、福島が37%増の492人、茨城が43%増の531人、千葉が20%増の1194人。月別では福島の3月が102%増と最大で、3県いずれも全ての月で増加していた。
精神的に不安定になったり、認知症が悪化したりする例も報告された。
同協会は「居宅介護支援事業所の利用者数は前年とあまり変わらないので、死亡者の増加には震災の影響があるとみられる」と分析している。(山陽) Tweet

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