ストレスで生活習慣病に、名大グループがマウス実験で
ストレスが内臓脂肪の炎症を引き起こし、高血糖や高脂血症などの生活習慣病につながる仕組みを、名古屋大の研究グループが24日までに、マウスを使った実験で明らかにした。腹回りの内臓脂肪が炎症を起こし、生活習慣病を引き起こすメタボリック症候群と同様の仕組みという。
ストレスと生活習慣病は関連が深いとされていたが、詳しいメカニズムは分かっていなかった。同大医学系研究科の竹下享典講師(循環器内科学)は「ストレスが引き起こす炎症を抑える治療法の開発が期待される」と話している。
グループは、マウスを1日2時間、直径3センチの狭い筒に入れて2週間飼育し、ストレスを与えると、副腎皮質などから分泌されるホルモンによって内臓脂肪の組織が分解、萎縮し、炎症を引き起こす「MCP―1」というタンパク質が細胞内や血液中で増加。正常なマウスと比べ2割程度、インスリンの働きが鈍くなって血中の糖を細胞に取り込みにくくなったり、血が固まって血栓ができやすくなったりした。
一方で、MCP―1の働きを抑える脂肪幹細胞を注入して治療をすると、脂肪の炎症やインスリンの働きが改善されることも確認した。研究成果は、米科学誌「ダイアビーティーズ」電子版に発表された。(山陽) Tweet

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