5千ベクレル超は8900ha、農地のセシウム濃度
農林水産省は23日、岩手から静岡まで15都県の農地に含まれる放射性セシウムの濃度分布図を公表した。昨年春のコメ作付けの目安とした土壌1キログラム当たり5千ベクレルを超える農地は福島だけに集中し、面積は牧草地を含め約8900ヘクタールになるとの推定値を示した。東京ドーム約1900個分に相当する。
分布図の基になるデータは約3400地点で測定した。昨年8月には宮城から千葉まで6県の分布図を示したが、調査範囲を広げ、対象地点も前回の約580地点から大幅に増やした。
農地上の空間放射線量が高いほど土壌の濃度も高い傾向が認められたため、分布図では調査地点周辺の農地についても空間線量から推計した土壌濃度を記した。農水省は今後の除染作業などに役立てる方針だ。
調査で最も濃度が高かったのは福島県大熊町の牧草地で20万3千ベクレル。福島では調査した2247地点のうち188地点で5千ベクレルを超えた。
福島以外の県ごとの最高濃度は、栃木が那須塩原市の2850ベクレル、宮城が丸森町の2740ベクレル、群馬が沼田市の970ベクレル、埼玉が三郷市の840ベクレル、千葉が白井市の800ベクレル、岩手の一関市と茨城の守谷市がともに760ベクレルだった。残りの都県は最も高い地点でも500ベクレルを下回った。(山陽) Tweet

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