Monday, April 02, 2012

浜岡原発は21m…南海トラフ地震の津波想定

内閣府の検討会が31日に公表した南海トラフの巨大地震による津波想定は、中部電力浜岡原子力発電所付近(静岡県御前崎市)を最大高さ21メートルの巨大津波が襲うと予測し、約10メートル(遡上(そじょう)高)を前提に計画していた同原発の津波対策の抜本的な修正を迫ることになりそうだ。
 昨年5月に政府の要請で運転停止した浜岡原発。中部電は、最大マグニチュード(M)8・7の地震、遡上高約8メートルの津波が襲来すると想定していたが、東日本大震災後、M9、約10メートルの津波に引き上げ、対策を強化した。もともとあった高さ15メートルの砂丘堤防の背後に18メートルの防波壁を2012年末までに新設したうえ、万一津波が乗り越えても原子炉建屋などが浸水しないよう水密化を徹底した。
 しかし、検討会の津波高は防波壁を3メートルも上回った。地震の揺れも、中央防災会議が03年に示した震度6強から7に引き上げられた。中部電はこの日「津波が防波壁を越えても冷却機能を維持する、非常用電源の設置などを講じており、安全を確保できる」と話した。
 しかし、枝野経済産業相は「当然、抜本的な安全対策を組み立てることになる」と話し、中部電に揺れの再計算や設備への影響評価に着手させる方針を示した。
 静岡県の川勝平太知事は「21メートルは深刻な数字」と追加対策を求めた。再稼働問題にも言及して「(対策の追加が)判断の条件に影響を与える」と語った。(読売)

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