Wednesday, April 04, 2012

岡山初のEPA看護師

インドネシア デアシさん 全国で47人合格
看護師試験に合格し、先輩から拍手で祝福されるデアシさん  第101回看護師国家試験の結果が26日発表され、厚生労働省によると経済連携協定(EPA)に基づきインドネシアとフィリピンから来日した看護師候補は47人が合格した。岡山県内で研修していた8人では、国立療養所・長島愛生園(瀬戸内市邑久町虫明)のインドネシア人デアシさん(28)が合格。EPAに基づく看護師の同県内第1号として、4月から同園で勤務する。
 デアシさんはインターネットで確認した園関係者から合格を知らされ、「愛生園でしっかり働き、母国に多いハンセン病患者のケアを学びたい」と抱負を語った。同園の先輩看護師らも祝福。内田真澄看護部長は「デアシさんの頑張る姿は日本人看護師の刺激にもなった」とねぎらった。
 デアシさんは2009年11月に来日。県外での語学研修を経て10年1月に同園に来た。平日は午後3時まで病棟で勤務した後、同5時ごろまで職員と1対1で語学や専門科目を学び、夜も2時間の自主学習を重ねた。
 3年以内に合格できないと帰国しなければならず、デアシさんを含め09年に来日した岡山県内の8人は今回が最後の機会。不合格者も試験の得点が一定以上なら滞在が1年延長されるため、合格できなかった7人は27日以降に通知される成績で今後が決まる。
 全国で外国人の合格者は昨年の16人から大きく増え、合格率も11・3%と約7ポイント上昇した。内訳はインドネシア人の08年入国組が8人、09年入国が22人、10年入国が3人。フィリピン人は09年入国が9人、10年入国が4人。08年に来日し、いったん帰国したインドネシア人1人も合格した。11年入国の合格者はなかった。受験者は415人。
 ただ、日本人などを含む全体の合格率90・1%に比べると依然として低水準。難解な専門用語を含む日本語の壁に阻まれる状況が続き、厚労省は疾病名の英語併記などの対応を取ってきた。次回の試験からは問題文のすべての漢字にふりがなを付けるほか、試験時間も延長する。(山陽)

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