Monday, April 02, 2012

しみ、そばかす招く遺伝子を特定

大阪大などのチーム
 日光などの紫外線で皮膚が赤くなり、しみやそばかすが多発する日光過敏症の一つ「紫外線高感受性症候群」の原因となる遺伝子を大阪大や東北大、広島大のチームが突き止め、1日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。長崎大や熊本大、福島県立医科大のグループも同じ遺伝子を発見し、同誌に発表した。
 皮膚の細胞には、紫外線でDNAが傷ついても自分で修復する仕組みがあり、細胞死や突然変異、老化やがん化を防いでいる。原因遺伝子は「UVSSA」で、異常があると、DNAを修復するタンパク質の一つが分解され、細胞死が起きていた。
 田中亀代次大阪大教授は「しみやそばかすに悩む人は、この遺伝子の異常が原因かもしれない。遺伝子を解析し、日に当たる機会をできるだけ避けるように指導できる」としている。
 大阪大などのチームは、紫外線高感受性症候群の患者から採取した皮膚細胞にマウスの染色体を導入し、DNA修復が正常な細胞を作製。導入前後の遺伝子の違いからUVSSAを特定した。
 発育不全や早期老化などの症状が出る「コケイン症候群」も、同じDNA修復の仕組みの異常で起きるため、この治療や詳細な原因解明につながる可能性もある。(山陽)

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