Wednesday, July 18, 2012

日赤と連携しiPS備蓄へ、京大・山中教授が表明


京都大の山中伸弥教授は17日、日本赤十字社と連携し、再生医療用の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を備蓄する「iPS細胞ストック」を構築する意向を明らかにした。拒絶反応を起こしにくい細胞を早期に確保するのが狙い。日赤の協力が得られれば今年中にも開始したい考えだ。  連携により、赤ちゃんのへその緒の血液である臍帯血や骨髄などをバンクに登録する際に調べるHLA型という細胞の“血液型”情報が利用でき、移植しても拒絶反応を起こしにくいまれな型を持ったiPS細胞の材料を探し出しやすくなる。  ただし、本来は白血病治療などに使用するバンクをiPS細胞ストックに利用するための、提供者の同意を得る新たな仕組み作りが課題となりそうだ。  iPS細胞ストック構築により、細胞の移植治療が必要な患者が発生した際に、目的の細胞がそろうまでの時間を短縮し、コストの低減も図る。  ただ、患者に他人の細胞を移植するため、拒絶反応を避ける工夫が必要となる。数万種類以上あるHLA型の中で、移植しても拒絶反応を起こしにくい特殊なタイプを千人に1人程度が持っており、こうしたタイプを数十種類集めれば、日本人の8~9割をカバーできるという。(山陽)

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