千葉県は3日、政府と共同で実施した東京湾内の放射性物質調査で、海底の泥に含まれる放射性セシウムの濃度は最大で1キロ・グラム当たり134ベクレルだったと発表した。
不検出だった地点も多く、県は「泥は水で覆われていることもあり住民生活や水産物への影響はほとんどない」としている。
県と文部科学省などは6月13~28日、浦安市から富津市までの沖合や湾中央部などの25地点で、海水と海底の泥を採取した。
泥のセシウム濃度は、最も高い134ベクレルだった船橋市沖と、湾北部2地点、木更津市沖、君津市沖の各1地点の計5地点で100ベクレル以上となった。7地点は10ベクレル未満で、うち6地点は不検出だった。大半の調査地点で一般食品の新規制値(100ベクレル)以下となった。
海水の調査では、23地点で検出されず、高精度の機器を使った2地点で最大0・025ベクレルを検出した。
県水質保全課は「総じて低い水準だ」としている。
海底のセシウムは、東京電力福島第一原子力発電所事故で県内に降下し、雨水などで河川から東京湾に流れ、沈殿したものが多いとみられている。
ただ、原発事故後に比較的高い放射線量が観測された県北西部の沖合でも不検出の地点がある一方、木更津市沖周辺では不検出の地点と100ベクレル以上の地点が入り交じるなど、結果にはばらつきがあった。このため、県は調査結果の分析を進めるとともに、今後も、調査を継続して実施する方針だ。
(読売)
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