精神障害への偏見、差別の解消を目指すアンチスティグマ国際会議が12日、東京都内で始まった。世界精神医学会の分科会で、スティグマ(偏見)の問題を真正面から取り上げる国際会議は日本で初めて。
開会式には十数カ国から精神科医や当事者、家族らが参加した。3日間の日程で、テーマは「こころの絆 わたしたちのリカバリー(回復)」。初日は講演で、当事者が日本での偏見を報告し、家族が地道に取り組むアンチスティグマ活動を紹介した。
会期中、東京電力福島第1原発事故とスティグマ、職場での理解と偏見、当事者の普及啓発など33のテーマでシンポジウムを開き、各国の経験を議論したり、偏見をなくしていくための有効な方策を検討したりする。
国際会議の高橋清久会長は「この10年、精神障害に関する正しい知識の啓発が展開された。当事者が自分の病名を表明するカミングアウトも増えたが『まだ道遠し』の感がある。当事者のリカバリーを促すためにも、偏見をなくす運動を活発化させる機会としたい」と話している。(山陽)
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