アフリカ中部のガボンに生息する野生のゴリラから、新種のビフィズス菌を見つけたと京都府立大の牛田一成教授(動物生理学)らのグループが8日、発表した。
ビフィズス菌は動物の腸内にすみつき、悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を整える働きを持つ。菌の遺伝子を解析した結果、ヒトの腸内にいる約10種類に比べ、起源が古い可能性が高いと判明。
グループは、ヒトと祖先が共通のゴリラで発見されたことで、ビフィズス菌がヒトの腸内に適応するなど、類人猿と腸内細菌がともに進化してきた過程を解明する手掛かりになるとしている。
グループは、ガボンの国立公園に生息する野生のニシローランドゴリラ約30頭のふんから多数のビフィズス菌を採取し、菌の遺伝子配列などを調べ、新種と断定した。
ビフィズス菌は、ヒトの腸内にいる代表的な菌で、他の動物に比べ、ヒトの腸内では種類と数が多いが、理由は不明。強い殺菌力や腸の粘膜を保護する作用もある。
京都大の山極寿一教授(人類学)らとの共同研究。牛田教授は「細菌を詳しく調べ、ヒトが進化の際にたどってきた食物環境の変化を解明したい」としている。(山陽)
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