Tuesday, February 12, 2013

中国の養豚場で薬剤耐性菌広まる、人の感染症に影響も


家畜向けの抗生物質の使用によって、中国各地の養豚場で飼われているブタにさまざまな薬剤耐性を持つ細菌などが広まっているとする研究結果を、米ミシガン州立大や中国の研究チームが11日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。  周辺の農地の土からも細菌の耐性遺伝子を確認。ブタの排せつ物を利用した肥料を通じて広がった可能性がある。チームは「耐性遺伝子が人の病原体に取り込まれて治療が困難な感染症が多発しかねない」と警告。抗生物質の適正使用や監視体制の整備を求めている。  中国は世界最大の抗生物質の生産国と消費国。家畜の病気を防ぐ目的で大量の抗生物質が使われているが、明確な規制がないという。  チームは2010年に北京市や浙江省、福建省で、抗生物質をブタに投与している養豚場を調査。ブタの排せつ物を調べると、抗生物質を使わない養豚場に比べて、薬が効かなくなる細菌の耐性遺伝子の種類が平均で3倍多く、検出量も200~2万8千倍高かった。  排せつ物を利用した肥料や、それを使った農地でも耐性遺伝子が発見されたほか、突然変異が起きる際に働く酵素も通常より高いレベルで見つかった。チームは養豚場の周辺では耐性遺伝子が人の病原体に取り込まれやすい環境になっていると指摘している。(山陽)

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