東京電力福島第1原発で増え続ける汚染水を減らすため、敷地内でくみ上げた地下水を海に放出する「地下水バイパス」について、経済産業省資源エネルギー庁は5日午前、一般市民向けの説明会を福島市で開き、放出に理解を求めた。午後には福島県いわき市でも開催。
東電はくみ上げた地下水に含まれる放射性セシウムは検出限界未満だったと説明してきたが、3日、測定方法に誤りがあり、再測定で1リットル当たり0・61ベクレルのセシウムが検出されたと発表。説明会でエネ庁の担当者は「大変低い値であることに違いはない。国もしっかり確認していく」と話した。
説明会には住民約10人が参加。国の汚染水処理対策委員会で委員長を務める大西有三京都大名誉教授らが原子炉建屋などへの地下水の流入抑制対策の現状などを説明。東電は地下水に含まれるセシウムについて「正しい数値を分かりやすく伝えていく」と話した。
質疑応答で「規制値以下だから流していいというのでは県民は納得しない」「もっと多くの場所で説明会を開催すべきだ」などの意見が出た。
地下水バイパスをめぐっては、東電が5月13日に福島県漁業協同組合連合会の組合長会議で計画を説明したが、了承を得られず、漁業関係者への説明会を続けている。(山陽)
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