Wednesday, September 11, 2013

新生児温め黄疸防ぐ福岡の医院、発症率低減


 多くの新生児が発症し、重症化すると脳に障害を与える黄疸を防ぐため、福岡市中央区の久保田産婦人科麻酔科医院が、産後すぐに温度の高い保育器に入れ、さらに糖水を与える「温めるケア」を開発した。新生児1万人に実施し、従来の発症率より大幅に低減できたとしている。15日の福岡産科婦人科学会で発表する。  治療が必要な重症黄疸の発症率は、関西のある総合病院の新生児集中治療室(NICU)では所属医師によると21・0%(715人中150人)。全国的な統計はないが、複数の医師は「病院によって異なり、5~20%だろう」と話す。一方、久保田医院は1万783人中、発症は22人(0・2%)だった。  久保田史郎院長は、新生児が38度の母親の体内から20度台の部屋に出てくると体温が急激に2~3度低下することに注目。これを低体温症と判断し、出産1分後に34度の保育器に1時間、次に30度の保育器に1時間入れてから母親に渡す方法をとった。  さらに、生後間もなく糖水を与えて体重低下と低血糖を抑えると、ほとんどの新生児が12時間以内に排便し、黄疸の原因物質ビリルビンを排出した。(山陽)

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