Sunday, September 29, 2013

四大公害病を語り継ぐ語り部が富山で意見交換


水俣病や四日市ぜんそくなどの四大公害病の経験を語り継ぐ「語り部」が28日、富山市の富山県立イタイイタイ病資料館に集まり、公害との戦いの歴史や被害を後世にどう伝えるか意見交換した。資料館によると、四大公害病の語り部が一堂に会するのは初めてという。  意見交換では、イタイイタイ病資料館の鏡森定信館長が、語り部のなり手が不足している現状を説明。四日市ぜんそくの語り部野田之一さん(81)は「文明発展の代償として尊い命が失われ、苦しめられたことを多くの人が忘れている。昭和の公害の歴史を正しく残して伝えないといけない」と風化が進む現状に危機感を表明した。  新潟水俣病の第4次訴訟の原告で、新潟県立環境と人間のふれあい館の山田サチ子さん(78)は「(先行した訴訟の)先輩の苦労に助けられて和解できた。その分、語り部としてお返ししていきたい」。イタイイタイ病資料館の若林カズ子さん(78)も「『いたいいたい』と亡くなったおばあちゃんの話をみなさんに聞いてもらうのが私の使命」と話した。  熊本県の水俣市立水俣病資料館の川本愛一郎さん(55)は「公害は高度経済成長の国策の下、同じ構図で起きている。四大公害病の教訓を発信していかなければいけない」と、語り部同士の連携に期待を寄せた。(山陽)

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