Tuesday, October 01, 2013

提供肺の回復装置導入し模擬実験岡山大病院、国内初実用


脳死による臓器提供者(ドナー)から摘出された肺の状態を確認し、機能を回復させる「体外肺循環装置」を岡山大病院が導入し、模擬実験を29日実施した。  肺を良い状態にしてから移植でき、今後、ドナーが現れれば使用する。同病院は、この装置の実用は国内で初めてとみられる、としている。  岡山大病院は2012年11月に国内の病院で初めて肺移植手術100例を達成し、13年7月には男児に世界初となる肺の中葉部分の生体移植に成功するなど実績をあげてきた。模擬実験後、呼吸器外科の大藤剛宏准教授は「臨床で使っても問題ないレベルと確認できた。状態が悪くて使えなかった肺を移植できるようにしたい」と話した。  大藤准教授によると、脳死移植では摘出された肺に水がたまる肺水腫になったり、たんが詰まって機能低下したりして移植できない場合がある。  装置は移植前に、人工呼吸器を付けて空気を送った肺をつなぎ、血液代わりの液体を循環させて、移植後の状態を確かめる仕組み。肺の正常な部分だけの分割移植や、薬剤を循環させての肺機能の回復も可能だ。  模擬実験には大藤准教授ら約20人が参加。実際に手術室で装置を動かし、配線や準備にかかる時間などの手順を確認した。  装置はスウェーデンで開発され、欧米では既に利用されている。(山陽)

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