岐阜県総合医療センター(岐阜市)は11日、新生児集中治療室(NICU)に入院していた生後約2週間の男児が8月下旬、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に院内感染して肺炎を発症し死亡したと発表した。センターは男児の死亡から2カ月以上経過した今月6日、新生児の新規入院を中止した。
また、男児死亡後に新規入院した新生児2人も10月、MRSAによる肺炎を発症。いずれも快方に向かっている。現在はこの2人を含む28人の新生児が入院中で、2人以外の保菌者は10人に上るが、肺炎などの発症はないという。
センターによると、死亡した男児はセンター産婦人科で8月上旬、妊娠約24週で帝王切開により生まれた。体重661グラムと小さく、直後からNICUで治療を受けていたが、同28日に死亡が確認された。
男児の死亡から新規入院の中止まで2カ月以上かかったことについて、センターは病理解剖に時間がかかったためと説明している。
渡辺佐知郎理事長兼院長は記者会見で「MRSA感染が疑われた時点で公表し、新生児の新規入院を中止すべきだった。情報伝達が遅く、認識が甘かった。その後の2人の肺炎の発症も防げていた可能性がある」と謝罪した。(山陽)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home