東北大は29日、健康な人千人のゲノム(全遺伝情報)を解読したと発表した。日本人の標準的な遺伝的体質を示す最大規模のデータで、病気の原因や仕組みの解明に役立てたい考えだ。研究者向けに公開する。
ゲノムは1人に約30億対ある塩基の配列で、わずかな違い(変異)が髪や目の色、特定の病気へのかかりやすさといった個人差に関係している。大規模な解析をしたことで、希少な変異を中心に約1500万種類を新たに発見できた。これまで分かっていたのは約1300万種類だった。
データを遺伝病の人のゲノムと比較することで病気の原因となる変異を特定したり、食生活などのアンケートと合わせてがんや糖尿病にどんな習慣や体質が関与しているかを調べたりできる。
新しい医療の開発などを通じて東日本大震災の被災地の復興を図る「東北メディカル・メガバンク計画」の一環。住民から参加を募り、主に宮城県に住む成人から血液の提供を受け、今年5月から解読を進めていた。(山陽)
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