Monday, April 21, 2014

医療とフィットネス融合


津山中央病院(津山市川崎)を運営する一般財団法人・津山慈風会が整備していた総合フィットネス施設「カルヴァータ」が完成し、18日、報道陣に公開された。予防医療とフィットネス機能を融合させた施設で、オープンは5月8日。同病院と連携し、付加価値の高い健康増進サービスの提供を目指す。  「カルヴァータ」はサンスクリット語で「慈しみの風」の意。過疎高齢化が加速する県北の地域事情を踏まえ、慈風会が約10億円をかけて同病院の西隣に建設した。  施設は鉄骨地上3階、地下1階延べ約2100平方メートル。各種トレーニング機器や80メートルのランニングトラックを設けたジムエリア、県北初の水中トレーニングマシンを備えたプール、ヨガ、エアロビクス用スタジオなどで構成。敷地内の地下1500メートルから湧き出る天然温泉(アルカリ性単純泉)のほか、サウナ、露天風呂などもある。  体力づくりやダイエットに加え、希望者には同病院の医師や医療専門スタッフが生活習慣病を予防する運動プログラムを作成し、トレーニングなどをサポートする計画。施設管理者の八木伸明さん(53)は「総合病院とフィットネスクラブの連携は全国的にも多くない。高齢化が進む地方の医療問題を解決する試金石になれば」と話している。(山陽)

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