Friday, December 23, 2011

にきび菌で皮膚がん抑制

三重大大学院のグループ
 三重大大学院医学系研究科のグループは22日、にきびの原因となるアクネ菌を悪性腫瘍に注射するとがんの増殖を抑えることを、世界で初めて突き止めたと発表した。進行性の皮膚がんの治癒に役立つ可能性があるという。米科学誌「プロスワン」電子版に発表した。
 マウスを使った実験で、皮膚がんの中でも悪性が高いとされる悪性黒色腫にアクネ菌を注射すると、炎症を起こし肉芽腫が現れ、増強された白血球ががん細胞を減少させるという。
 約1年前から研究してきた山中恵一講師は「アクネ菌のどの成分が効いたか解明し、新薬の開発を目指したい」と話した。
 悪性黒色腫はメラニンをつくる細胞であるメラノサイトが悪性化した腫瘍。現在は化学療法や免疫療法が主流となっている。三重大によると、国内では人口10万人当たり1・5人ほどの患者がいる。(山陽)

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