Monday, December 26, 2011

水田のカリウム不足が一因か

コメ基準値超えで中間報告
 福島県でことし生産された玄米から国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが相次いで検出された問題で、農林水産省と福島県は25日、原因調査の中間報告を公表した。カリウムの濃度が低い水田では、玄米に含まれるセシウム濃度が高い傾向にあったとしている。
 カリウムは、稲の根がセシウムを吸収するのを妨げる働きがあるとされる。農水省と県は、水田の土壌調査を続け、来年の作付け指導に活用したい考え。
 調査はこれまで、福島、伊達、二本松の3市の水田計31カ所で実施。玄米が基準値を超えた水田のほとんどで、カリウム濃度が低かったことが分かった。この低濃度は、カリウムが含まれる肥料の不足が原因とみられ、中にはカリウム含有の肥料が全く使われていない水田もあった。
 また玄米の基準値超えが多かった山間部の狭い水田は十分に耕されておらず、表土に近いほど土壌のセシウム濃度が高かった。
 十分に耕さず、固まった表土近くにセシウムがたまり、稲は高濃度の表土層に根を張る状態になっていた。
 政府は、3市の一部地域で今年収穫されたコメの出荷停止を指示している。(山陽)

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