高圧注水系停止は破損回避で…東電が理由説明
東京電力は22日、福島第一原子力発電所3号機で、全交流電源喪失後の3月13日未明に、運転員が緊急炉心冷却装置「高圧注水系(HPCI)」を止めたのは、同装置の振動が大きくなり、破損するのを避けるためだった、と発表した。
HPCI停止後、消火ポンプを稼働させたが、注水できず、その結果、炉心溶融(メルトダウン)、水素爆発に至ったが、なぜHPCIを停止させたかよくわからなかった。
東電の社内調査によると、3号機の原子炉圧力は13日午前2時ごろ、10気圧以下に低下。手順書によると、HPCIは、10気圧以上での運転を求めている。それ以下では、動作が不安定になって破損する恐れがあり、運転員は午前2時42分ごろ、HPCIを止めた。
当時、3号機の中央制御室では、消火ポンプの稼働に必要な弁の状態を示すランプが正常に点灯。運転員は消火ポンプの稼働を試みたが、この時、既に弁を操作するバッテリーは消耗し、ランプは点灯しても、操作するだけの電力は残っていなかったとみられる。
(読売) Tweet

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