Sunday, February 19, 2012

厚労省が薬販売会社に改善命令

抗がん剤に菌混入の可能性
 厚生労働省は17日、ヤンセンファーマ(東京)が製造、販売する抗がん剤「ベルケイド注射用」と「ドキシル注」に、薬剤を容器に入れる工程で菌が混入する可能性があるとして、薬事法に基づく改善命令を出した。健康被害の報告はないという。
 厚労省によると、この工程はヤンセン社が米企業「ベン・ベニュー・ラボラトリーズ」(BVL社)に委託していたが、昨年11月に欧州医薬品庁が「同社の工場では無菌状態が保てない可能性がある」としてBVL社に自主回収を勧告。
 ヤンセン社は、委託先企業が複数ある「ベルケイド注射用」については、BVL社に限って自主回収。「ドキシル注」は委託先がBVL社のみで、代替品がないため自主回収はしていない。厚労省は「リスクが全くないわけではないが、患者に必要な薬を届けるメリットの方を重視した判断」と説明している。
 ヤンセン社は「改善命令を重く受け止め、信頼回復に努めたい」としている。(山陽)

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