患者の圧力計測をする谷本さん(左)。データを基に床ずれしにくい車椅子のクッションを選ぶ=吉備高原医療リハビリテーションセンター
「お尻の圧力計測を始めます。患者さんを移動させてください」
事故などによる脊髄損傷の入院患者が多い吉備高原医療リハビリテーションセンター(岡山県吉備中央町吉川)。医用工学研究室のリハビリテーションエンジニア・谷本義雄さん(50)が看護師らに声をかけ、「褥瘡(じょくそう=床ずれ)予防圧力評価システム」を操作する。
車椅子に敷いた計測装置に患者が座ると、パソコンにカラフルな表示が浮かび上がった。赤い部分は骨が突出し、座ると圧力が高くなり、床ずれが起きやすい。患者は計測データを基に、長時間座っても床ずれしにくい車椅子のクッションを選ぶことができる。
「リハエンジニア」―。公的資格ではないが、社会・職場復帰に向けたリハビリを工学的見地から支援する技術職で、研究室には5人が在籍する。(山陽)
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