中国などで鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が高齢男性に偏っているのは、以前にニワトリなどを扱う家禽市場で働き、別の種類のH7型ウイルスに感染した経験が関係している可能性があるとの報告を、カナダの研究チームが25日、専門誌に発表した。
過去に感染したのとわずかに異なるウイルスに出合うと、体の免疫機能がうまく対処できなくなる「抗体依存性感染増強」という現象が起きた可能性を指摘している。
ブリティッシュコロンビア大などのチームによると、23日までの感染者109人の約3分の2は50歳以上、男女別では男性が約3分の2で、死者は高齢男性に多い。
チームは、中国では家禽市場で働く高齢男性が多いことに着目。人に重い症状を起こさないH7型ウイルスがニワトリに流行すると知られており、今回の感染者も知らないうちに感染していた疑いがあるとしている。
チームによると、抗体依存性感染増強現象はデング出血熱の病態を通じて知られるようになった。2009年の新型インフルエンザの流行では、季節性インフルエンザのワクチン投与を受けた人の感染率が高い現象がみられた。チームは新型とわずかに異なるH1型の抗体ができ、新型のウイルスが増殖しやすくなったとみている。(山陽)
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