世界保健機関(WHO)と中国の衛生当局が結成した鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の合同調査チームは22日、上海市で記者会見を開き「今のところ人から人に感染した証拠はない」と明らかにした。
上海市は22日、新たに死者が1人増えたと発表。中国全体の感染者は死者21人を含む103人となった。人同士での感染が確認されれば、大流行の危険性が高まる。
合同チームを代表して会見に出席したWHOのケイジ・フクダ事務局長補は、最終の調査結果は出ていないとした上で「人同士での感染がないか非常に心配しているが、今のところまだ証拠はない」と述べた。
上海市では家族内で複数の感染者が出たケースもあるが、フクダ氏は「小規模な集団感染があったからといって、人同士で感染した証明にはならない。同じ感染源に接した可能性もある」と指摘した。
合同チームは感染拡大防止のために閉鎖された上海市の食材市場を訪れ、生きた鳥などがどのように売買されていたのかを調査。市当局者らとも意見交換した。
フクダ氏は「上海市の感染対策は迅速で効果も出ている」と評価。「今後も国内外の関係機関と連携し、情報公開の透明性を維持してほしい」と求めた。
合同チームは中国とWHOのほか、各国の専門家など約15人で構成。約1週間の日程で現地調査を続けている。(山陽)
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