アトピー性皮膚炎患者のかゆみなどのアレルギー反応は、カビ由来のタンパク質が人間の汗に溶け込むことが原因であることを、広島大の秀道広教授らのグループが突き止め、6日発表した。アトピー患者のうち、約8割は汗アレルギーが原因とされる。
このタンパク質は、皮膚に常在するカビ「マラセチア菌」の一種が分泌する「MGL―1304」。汗に溶け皮膚にしみこむと、皮膚の細胞の一種と反応、アレルギーを引き起こすとしている。
秀教授によると、マラセチア菌が悪化因子であることはすでに報告があったが、具体的な物質が特定されたのは初めてで、新たな治療法の開発につながると期待される。
グループは1999年以降、患者ら延べ500人分の血液約15リットルと、延べ4千人分の汗約600リットルをサンプルに実験を繰り返し分析、タンパク質を特定した。
秀教授は「このタンパク質を効率的に吸着、または不活性化する製品が開発されれば、新たな治療法につながる」と話している。(山陽)
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