東日本大震災の後、医療機関や医師の不足が進んでいる三陸沿岸の医療体制を手助けしようと、宮城県気仙沼市のNPO法人「オールラウンドヘリコプター」が23日、医療用ヘリコプターの運航を開始した。
同法人によると、特定の医療機関に所属しない民間の医療ヘリ事業は珍しく、医療過疎の問題を軽減する取り組みとして注目される。
気仙沼市内の格納庫に法人メンバーの操縦士らが常駐し、医療機関の要請に応じて医師や患者らのほか、医薬品などを運ぶ。搬送先として石巻赤十字病院(同県石巻市)と協定を結んでおり、今後、岩手県南部や宮城県北部を中心に提携先を増やす方針。
この日の式典に出席した地元の医療関係者は「諦めていた治療方法も可能になり、選択肢が広がる」と期待した。
その後、石巻赤十字病院などと協力して搬送訓練を実施。陸路だと同病院まで1時間半以上かかるが、ヘリを使うと約20分で到着した。
人件費や機体整備費など経費は年間約5千万円。1年目は東京の公益社団法人「シビックフォース」の支援を受け、その後は寄付金や助成金で運営していくという。(山陽)
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