人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って目の難病患者の網膜を再生する臨床研究を進める理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダーは5日、神戸市で開かれた関西プレスクラブの会合で「再生医療はリハビリとセットで完成する。(研究拠点の)兵庫県では比較的体制が整っている」と治療の進展に期待を寄せた。
高橋さんは、ルーペなどの視覚補助具をつけて読み書きできるようにするなどの眼科のリハビリ「ロービジョンケア」の重要性を説明。兵庫県について「盲学校や関連の協会が県内に散らばっている。こんな県はあまりない」と話した。
一方、体制が未整備の地域もあることに触れ、「整わないまま再生医療が広がると、患者が宙に浮いてしまう。そこをこれからやらないといけない」と指摘した。
また高橋さんは「ほとんど見えなかった人を少し見やすくするのが当面の目標」と強調し、「0・1の視力でも補助具を使って読み書きして働いている人はいっぱいいる」と語った。
臨床研究については「数百の問い合わせがあった。一生懸命、適用できる人を選んでいるところ」と述べるにとどめた。(山陽)
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