理化学研究所は13日、STAP細胞の作製を報告した論文で不適切な図が使われたとする指摘に対し、論文の取り下げを著者の小保方晴子研究ユニットリーダーらに勧告することを決めた。理研は14日の会見で、指摘をめぐる調査の中間報告を行うが、勧告についても説明するとみられる。
さまざまな細胞に分化できる細胞が容易に得られるとして大きな注目を集めたSTAP細胞だが、論文を取り下げると、成果そのものが白紙に戻る。
英科学誌ネイチャーに掲載された論文を取り下げる場合、原則的に執筆に関わった著者全員が同意する必要がある。著者には、理研のほか米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授らも名を連ねており、今後同意を得る作業を進める。
理研は「STAP細胞を作製できることには確信がある」としており、今回の取り下げは論文の出し直しのためとみられる。しかし仮に出し直すとしても厳密なデータを一から集めるのには困難が伴いそうだ。
STAP細胞は、ネイチャー誌に2本の論文が掲載された。この中で、別々の実験のものとされる画像が酷似していることや、画像の合成などがインターネットなどで指摘され、理研が事実関係を調査している。
共著者の一人の若山照彦・山梨大教授は「信用できなくなった」と他の著者に論文撤回を呼び掛けていた。(山陽)
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