今年も花粉の飛散シーズンが到来した。環境省の予測では、スギ花粉の飛散量は2013年より少なくなる見込みだが、近年、岡山県内では、飛散時期が遅れてピークを迎えるヒノキ花粉が増加傾向にあり、専門家は注意を呼び掛けている。
川崎医科大(倉敷市松島)耳鼻咽喉(いんこう)科の原田保教授によると、両方の花粉には共通抗原がある。スギ花粉症患者の約65%がヒノキ花粉の抗体も陽性で、既に発症していたり、“予備軍”という。
例年、スギは2月下旬から飛散が始まり、3月中旬までにピークを迎える。ヒノキは約1カ月遅れの3月下旬から飛び始め、4月上旬に最も多くなる。
原田教授は「スギ花粉の飛散が終わり、無防備になったところで強烈な症状が出てしまう人もいる。県内では4月末まで注意が必要」と訴える。
林野庁の統計をみると、県内の人工林の面積はヒノキ(約13万2千ヘクタール)がスギ(約4万4千ヘクタール)の約3倍。特に花粉の飛散量が多くなる樹齢30年を過ぎたヒノキが増えており、県林政課は「将来、飛散量が増える可能性はある」と分析している。(山陽)
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